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『シン・大学生活』〜大学一年生に聞く十人十色のキャンパスライフ〜(早稲田大学、葵さん)

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コロナで変化した大学生活

新型コロナの影響で大学の授業はオンラインに。前期だけでなく後期もオンラインで、という大学も少なくないありません。そのような状況において、今年入学した大学一年生たちはどのように過ごしているのだろうか。早稲田大学先進理工学部に2020年4月に入学した葵さんに新一年生の実態について話をして頂きました。

 

プロフィール

合田葵(Goda Aoi)。早稲田大学先進理工学部電気情報生命工学科1年。2001年東京都江東区生まれ。小学校入学時に山梨県中央市に移住。4月から1度もキャンパスに行けず、山梨の実家でオンライン授業を受講。大学が夏休みの期間、さとのば大学というプログラムを通して福島県南相馬市小高区に地域留学中。

個人活動としてラジオを発信中

https://radiotalk.jp/program/53447

 

受け身では何も進まない。磨かれる自発性。

ーーーコロナによって大学生活に変化はありましたか?

偶発的な出会いはなくなりました。今までだったらキャンパスで通り過ぎる人との出会いとか、授業やサークルなどで繋がることもあったと思うんですけどそういうのが全くない状況です。自分から主体的に動かないと繋がりを作れないです。今後それは一層加速すると思うし、そういう時代が来ていると感じています。

ーーー友達はどうやってできますか?

共通の趣味で繋がったりします。僕はテニスをやっていたからTwitterでテニスをやってる人がいたら仲良くなりやすいです。ほとんど自分から積極的にアプローチしました。待っていても友達はできなくて、友達が欲しかったら自分から動き出すしかないんだと思います。

 

オンライン授業が可能にしたこと。

ーーーオンライン授業はどうでしたか?

正直しんどかったです(笑)

ストレスを多様に感じました。家にずっといてオンとオフの切り替えが難しかったです。自分の中のマイルールを決めて、生活する場所と授業を受ける場所を変えたりしていました。お風呂場や、妹の部屋、あとはリビング、和室、倉庫いろいろ試してみました。倉庫は最悪でした。全く集中できないし、日が入らないから閉鎖的な空間。一方でそういう経験ができたのは良かったです。工夫してより良い環境を作ろうとしている時は楽しかったです。

でも、余裕があるときは楽しいんですけど、実験レポートや課題に追われ工夫する余裕がない時はつらかったです。実験レポートは本当につらかったから、同じ実験チームの人と電話で繋げながら一緒にやってました。

ーーーいかにモチベーションを維持するかが重要だったんですね。

どうやったら勉強したくなる空間を作れるか、そこを自分で作る必要がありました。そこに主体性がないと本当にきついと思います。周りの友達のツイッターを見ると辛そうな人多かったです。Twitter上で情報交換してモチベーション維持している人もいると思います。ずっと家だと環境による強制力が働かないんです。塾だと勉強する強制力が働くと思うんですけど家だとそれがないんです。特に夏休みに入ると、だらけると思いました。だから強制力が働く場所を探したんです。そしたら面白い環境を見つけたので、そこに移動することにしました。

ーーーどこに移動したんですか?

家は山梨県なんですけど、今は福島にいます。さとのば大学(http://satonova.org/curriculum/)というオンラインで学ぶ環境と、さとのば大学と提携している福島のコワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッチ(https://owb.jp/)」に住むことで高いモチベーションを維持できています。地元の方々から原発、放射線など、そこでしか聞けない話も聞けました。ここに来て色々な人と出会い、話をする中で自分の視野が広がり本当に良かったです。

 

ひたすら考え、やっと見えてきた新しい大学生活。

ーーー葵さんの行動力すごいですね。どうしてそのような行動ができるんですか?

普通にやっていたら他の早稲田生に勝てないと思いました。どうやったら勝てるかひたすら考えて、それで見つけたのがより集中できる環境に身を置くという方法でした。そう思った時に大隈塾という早稲田の授業で【さとのば大学】の紹介があって「これだ!!」と思い早速申し込みました。火水木の午前中だけ授業があります。マイプロジェクトというのがあって、「自分が何者か」というのを突き詰めることができます。加えて社会人との繋がりもできます。二週間経験してみて最初は他人の評価を気にしてよく振るまおうとしていたけど、数日前に行われたバーベキューで先輩社会人から「葵は気を使いすぎだ」と言われて、ハッとなりました。それからは、自分の本質を見つけることに集中しました。周りを気にしすぎないで愚直に自分のやりたいことに向き合うようにしています。

ーーーサークル活動はどうですか?

オンラインでやっているところが多いですね。競技ダンスサークルに入りましたが

僕は東京にいないから直接参加することはできていませんね。オンラインもあるけど初めて会う人たちの練習にオンラインでわざわざ参加しようとは思いませんでした。

 

「環境を変える」から得られるもの。

ーーー葵さんが考える「これからの大学生活」について教えてください。

サークルやゼミ、勉強などの大学特有の刺激がコロナによって今までと同じく受けられなくなった。面白い変化としてはどこからでも授業が受けられるようになりました。「授業を受けている環境」というのも見られるようになると思います。僕は色々な地域を転々としながら授業を受けたいと思ってます。海外は今行けないので青春18切符使ったりして日本国内を回りながら授業を受けてみたいです。色々な地域に行けることで出会いが増えると思います。福島に来てFacebookの友達が一気に増えました。こういう密に関わった地域が増えていくと自分が帰る場所が増えるのでワクワクします。

ーーー今ある課題について教えてもらってもいいですか?

僕個人ではなく、大学一年生が持ってる課題について話をさせてください。多くの大学生がもってそうな課題は二つあると思います。

1、環境による強制力がない

2、頑張り方がわからない

この二つに関して正解がないし、わからないから、どう行動するか迷っている人も少なくないと思います。自ら積極的にアプローチしてもいいし、しなくてもいい。自由だからこそ何を選択していいかわからない状況。そこに大学一年生の課題があると思います。僕自身もこの二つの課題を最初持っていましたが、自ら積極的に行動した結果、今はなくなりました。本当に今の環境に感謝しています。学びたいことが多すぎて体力と時間が足りないぐらいです。コロナでどうしようもないと思っていたけど、行動してみたら、突破口が見えました。

ーーーこれからの葵さんの活動において、どんな協力があると嬉しいですか?

やりたいと思ったことを一緒にやってくれる人や、アドバイスをくれる人がいると嬉しいです。何をやりたいかは自分で見つけますが、そのあと、それを発展させるために協力してくれる人がいると嬉しいです。今は【さとのば大学】の同期の学生5人と協力しあってお互いにやりたいことをサポートし合っています。

 

ーーー後輩へのメッセージを最後にどうぞ。

期待していた大学生活はないけど、大学生活に期待ではなく、自分の未来に期待してほしいです。自分次第でどうにでもなります。コロナを理由に諦めることはないし、やれることはたくさんあります。やり方次第では従来の大学生活より楽しくなることもあります。だから、未来を思ってワクワクしながら今は勉強頑張って欲しいです。今勉強頑張って無事に大学に合格すれば、コロナ後の新しい大学生活の恩恵を受けれるのは今の高校生の世代だと思います。そのためにも僕らの世代が新しい大学生活を作りたいと思っています。

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